最近ではめっきり少なくなってきましたが、まれにコンパイルやインストール作業に失敗することがあります。それだけでなくインストールはできたのに、期待した動作をしないという場合もあります。そのようなときはどうすればよいでしょう?
まず最初にすべきことは、ソフトウェアのアーカイブに含まれているドキュメントを読むことです。そこに記載されていながらも、何かしら見逃してしまったことがあるかもしれません。一度は読んだつもりであっても、もう一度読み直してみましょう。
付属のドキュメントを熟読しても解決しなかった場合は、WWW や NetNews で似たような事例がないか探してみましょう。WWW の Search Engine などでソフトウェアの名前を Keyword として入力して調べたり、NetNews の UNIX システム関係や特定の OS 関係の News Group を覗いてみると、ポイントとなるべき事についての記事を見付けることができるかもしれません。
上記のように、まずは自分で調べてみることは非常に大事です。実際、自分自身で問題を調査し解決することにより、システムに関して非常に多くのことを学べるはずです。
ですがある程度自分で調べても判らない場合は、近くの詳しい人や、NetNews や Mailing List もしくは IRC (Internet Relay Chat) などで質問をしてみるとよいでしょう。
しかし、質問をする前に必ず問題点を明確にしておく必要があります。その際のポイントをいくつか挙げておきましょう。
- 使用している OS とそのバージョン。
- 使用しているコマンド(コンパイラなど)とそのバージョン。
- あなたのやりたいこと、もしくは期待したこと。
- 実際に行なった作業。
- 現象、ログなど。
ログは、自分で意訳などをせずに出力された内容を正確に相手に伝えることが大事です。そこに余計な解釈を入れてしまうと混乱のもとになる場合があるからです。ただしいきなり大量のログを付けて送るということはしないように気を付けてください。
問題点を明確にしないままに、NetNews や Mailing List などにおいて「うまくいきません」、「変です」、「できません」などというだけの質問をしても、ほとんどの場合あなたの望む答えば返ってこないと思ってください。いえ、あなたの望む答えを返すことができない、と言ったほうが正確かもしれません。
もしも相手の人が困っているあなたの側にいるのであれば、あなたの台詞が「うまくいきません」という言葉だけであっても、相手の人は自分自身で環境や現象を確認することができます。そうであればあなたに何かしらのアドバイスをすることはできるかもしれません。しかし相手の人は、ほとんど場合あなたの側にはいません。つまり、相手の人は自分自身であなたの環境や現状を確認することはできないのです。
だからこそ質問をする立場の人は、できるだけ詳しく適切な情報を相手に伝える必要があります。
ただし、このようなことに慣れていないうちはどのようにして問題点を明確にすれば良いのかわからない場合があると思います。その場合は少なくともあなたのやりたいことを示した上で、素直に「どのように調べればよいのでしょうか?」もしくは「何を調べればよいのでしょうか?」という質問をするとよいでしょう。